トップ / コラム

総合評価の技術提案書|加点されない書き方と確かめる項目

2026-10-19

総合評価落札方式の技術提案書は、中身が良くても、書き方の決まりから外れると加点の対象になりません。関東地方整備局は「総合評価落札方式の適用ガイドライン」を毎年度改定して公表しています。ここでは令和8年度版から、技術提案評価型S型(WTO以外)の技術提案(施工計画)の決まりを整理します。

  1. 評価の5つの観点

    価格以外の評価項目は、施工計画・技術提案、企業の能力等、技術者の能力等、賃上げの実施に関する評価、ワーク・ライフ・バランス関連認定制度の5つの観点で設定します。施工計画・技術提案は、発注者が示す標準的な仕様を、企業自らの提案で改善する能力を評価するものです。技術提案評価型では、技術提案の配点を高く設定するとしています。

  2. 頁数と項目数の上限

    施工計画は説明図表を含めてA4版3頁以内(技術提案簡易評価型の試行は2頁)です。超えた頁の内容は加点の対象になりません。提案は5項目(同じく3項目)で、記載順に通し番号を付けます。番号のない項目や、上限を超えた項目は加点の対象外です。

  3. 1項目に1つの着目対象

    1つの提案項目には、1つの着目対象(○○対策など)だけを書きます。実施方法は1つ、それを効率的に行う付帯技術も1つまでです。複数の着目対象や複数の実施方法を1項目に書くと、その項目は加点されません。

  4. 加点されない書き方

    特記仕様書・設計図書に基づく施工、共通仕様書・関係法令を守った施工など、標準案と同程度の提案は加点の対象外です。「共通仕様書、特記仕様書に基づき施工」のような曖昧で簡易な表現も同じです。加点されない提案でも、落札者は履行義務を負います。

  5. 不採用・施工不可になる提案

    他工事との調整や他機関との協議が要るもの、設計図書の変更が伴うもの(コンクリートの配合や配筋の変更、指定仮設・指定工法の変更など)は不採用です。実施範囲や効果が具体的に確かめられないものも不採用になります。安全への配慮に欠けるもの、法令違反、工事目的物の変更が伴うものは施工不可です。

  6. 過度なコストの提案

    必要以上の設備投資や要員増、要求水準に対して過剰な管理基準・材料・工法など、過度なコスト負担を要する提案は、優れていても優位に評価しません。発注者は入札説明書などで、最低限の要求要件と、評価する上限がある場合はその上限値を明示するとしています。上限値が示された項目は、その値を目安に提案を組み立てます。

  7. 提出前に確かめる項目

    頁数と項目数、通し番号、指定された番号の項目が指定どおりかを確かめます。各項目について、着目対象が1つか、実施方法と付帯技術が1つずつか、設計図書の変更や他機関との協議を前提にしていないかを見直します。評価は標準案や他の提案と比べた有効性・具体性・適切性で決まるので、効果の範囲と数値を具体的に書きます。

技術提案書は、提案の中身の前に、頁・項目・番号・書き方の決まりで加点の対象が絞られます。配点や様式は発注機関と年度で違うので、対象工事の入札説明書と最新のガイドラインを必ず確かめてください。

EggAI の入札・提案書類のAIは、公募資料を読み取り、評価基準への対応表と提案書のたたき台を、値ごとに根拠となる記述を示して作ります。最終の判断は技術者が行う前提です。資料(PDF)で、画面と進め方をご覧いただけます。

資料を請求

資料請求(無料)

ご入力のあと、担当より資料をお送りします。オンラインでの15分のご説明や、実際の書類で試すご相談も承ります。

はじめ方

  1. 資料を請求このフォームからお申し込みください。担当より資料をお送りします。
  2. 15分のオンライン説明画面を見ながら、できることと進め方をご説明します。
  3. 実際の書類で試す数枚の図面や1冊の仕様書から、読み取りの精度を確かめます。秘密保持契約を結んで進めます。
  4. 1つの業務から始める効果を確かめてから、ほかの業務に広げます。
ご関心のあること任意・複数可